天満神社(西蒲田)[てんまんじんじゃ(にしかまだ)]
●姫路市広畑区西蒲田89-1
御祭神 菅原大神
御神徳 受験合格・学問上達・詩歌・
芸能上達・農業守護・病気平癒
御神木 クスノキ(市指定保存樹)
特殊神事 厄除祭(厄年の氏子が餅撒きを行う)
祭礼日 1月25日(初天神祭)
菅原道真が藤原氏の讒言により、延喜元年(901)左遷され、大宰府に向かう途中、広畑沖で暴風に遭い、英賀と才の中間の高浜に上陸、陸路を西に、現在の西蒲田より山越えで太田の黒岡山を目指したという故事があります。
後白河法皇の頃、道真七代の孫、菅原有年が皇女の執事職として、この西蒲田に下り政所を開いたが、それより約二百年後の永享年間(1430頃)に祖神菅公を祀ったのが西蒲田天満神社の起源とされています。
明治3年に社殿を再建、同21年改築、大正10年玉垣を建立、さらに昭和60年に社殿再建、同61年に玉垣建立。
これが現在の当社の姿です。
境内にあるクスノキの大木は、第二次世界大戦の終戦間もない頃、台風のため枯死しかけたので競売にかけた。
氏子の一部から「神木なので手をつけない方がよい」との意見があり、そのままにして置いたところ、翌年から樹勢を取り戻した不思議な生命力のある御神木で、姫路市保存樹に指定されています。