1月1日 歳旦祭(さいたんさい)
古来、元日は新しく年を数える日であり、数え年では元日に一歳年を取ります。 歳旦祭は、新しい年・月・日を寿ぎ、年神様に感謝し「天下泰平」「五穀豊穣」「万民豊楽」を祈願するお祭りのことです。三が日は、巫女がお守りやお札の授与を行い、お神酒がふるまわれます。
1月3日 面掛式(めんかけしき)
縁起が良いとされる「翁」の面を付けた役者により、能と翁舞(神歌)が奉納され 、家内安全、生業隆昌、事業繁栄を祈願する新春恒例の神事です。お友達や、ご近所の方々お誘いの上『能』の世界をお楽しみください。
2月11日 戎祭(恵美須祭)・建国祭
英賀神社のゑびす様は本殿に向かって左側の小宮社にお祀りしてあります。御祭神は「事代主大神(ことしろぬしおおかみ)」と申し上げ出雲の大国主大神様のお子神で英賀彦・英賀姫神様の兄神にあたられます。関西では「えべっさん」として親しまれています。この事代主大神様が日本の建国(国譲り)に際して大きなご功績をあげられましたので当社のゑびす祭は古くから二月十一日の建国記念の日(紀元節)に執り行って来ております。英賀神社・戎祭の名物は、境内特設の櫓からの餅撒きで、重さ1.2トン・個数にして30,000個もの規模を誇り、大いに賑わいます。
2月19日 厄除祭
八幡大神と称される「誉田別尊(命)(ほんだわけのみこと)」を祭神としてお祀りし、旧暦に従って19日に執り行われます。厄年も昔ながらの数え年で計算するのと同じく、古来の伝統を重んじる趣旨です。
6月30日 大祓式 (輪抜け)
半年間の罪や過ち、心身の穢(けがれ)を祓い無病息災を祈る厄祓いの行事で、氏子が作成した茅の輪をくぐり、人形(ひとがた)に名前を記入して体になぞり厄を祓います。 「茅の輪くぐり」とも呼ばれ、午後6時より本殿祭、6時20分より神官・各自治会長による輪くぐりが行われます。
7月24日 夏祭(竹柏なぎ祭)[夏祭り]
湯立ては盟神探湯(くがたち)に端を発するとも言われる古い神事で、通常「熊笹」を使って行われるのですが、英賀神社では御神木である「竹柏の葉」使用し、鉄釜に煮え立った湯を巫女が撒き散らし、その湯を浴びると、無病息災で夏負けしないとされています。
また、各町の子供達と氏子による書道・絵画の灯ろう(提灯のような明かり)が約1,300基余り奉納され、夜の神社を幻想的に照らしだし『英賀ナリエ』として親しまれています。
10月17・18日 秋季例大祭
毎年10月17日・18日の2日間行われる旧縣社・英賀神社の例祭は、2台の檀尻と大小18台もの屋台が繰り出される歴史深い秋祭です。高床式の拝殿の中、天井に届くほど屋台を高く練り上げる拝殿練りは圧巻です。また、「英賀と言えば梯子、梯子と言えば英賀」と称されるように、2本の大竹で出来た横木の無い梯子の上で獅子が舞う姿は勇壮で見応えがあります。
又、この大祭の歴史は古く今から560年以上も遡り、嘉吉3年9月18日(現在の10月)に太子黒岡山より天満宮(菅原道真公)を奉遷し英賀天満宮となった頃からと伝えられています。
昭和22年、中浜町旧屋台
11月 七五三参り・初宮参り
子どもの成長を感謝し、これからの無事を祈って氏神さまにお参りするのが七五三詣です。子供が3歳・5歳・7歳になると晴れ着を着て、家族揃って神社にお参りし、これまでの子供の成長を神さまに感謝し、これからのさらなる成長をお祈りします。
3歳は「髪置(かみおき)」と呼ぶ男女とものお祝い、5歳は男子の「袴着(はかまぎ)」、7歳は女子の「帯解(おびとき)」のお祝いとされています。