竃神社[かまどじんじゃ]
●姫路市西今宿5-5-20
御祭神 奥津彦命・奥津姫命
御神徳 台所の火の神様として霊験あらたか家内安全・防火・家族、家畜守護豊作・開運招福
祭礼日 5月3日(例祭)
一般に「こうじんさん」と呼ばれて親しまれている当社は、奥津彦神・奥津姫神の二柱の神様が奉祀されています。この二柱の神は五穀をつかさどる神として崇められています。
また、大年神の御子神でもあり、各家庭の竃の守護神であります。
ご鎮座は、今から千数百年前の昔、その規模広壮を極めた草上寺の守護神として奉祀されたと伝えられており、古い由緒をもつ神社です。
草上寺は何時の時代かに廃寺となって、その遺跡さえ定かでないにもかかわらず、当社だけは氏子の深い尊信のもとに護持され、現在に至っています。
この辺りの地名は荒神垣内と呼ばれ、近くには延喜式内社であり、播磨国五の宮である旧県社高岳神社が鎮座されていることからも、古くから栄えていたことがうかがえます。
現社殿は昭和53年に建立された。旧社殿の棟札が残っており、宝暦十五年(1765)5月3日の文字があり、これをもとに例祭日を5月3日とし、毎年の祭礼を執り行っている。