春日神社[かすがじんじゃ]
●姫路市飾磨区山崎319
御祭神 武甕槌神・経津主神・
天児屋根神・比蕒神
御神徳 武道守護・芸能上達・縁結び・
病気平癒・航海平安・夫婦和合・
出世開運摂末社
於石稲荷社
祭礼日 8月6日
春日神社は古く野杉春日社と称せられており、『播磨艦』には鎌倉時代文治2年(1186)この地方の地頭の吉川但馬次郎が勧請奉斎したと伝えられています。
室町時代になり嘉吉3年(1443)、英賀城主の三木右馬越智通近が、崇敬する揖保郡太田村黒岡天満宮より菅原道真天神の神霊を迎え、春日神社の神霊とともに奉斎し英賀天満宮としました。
山崎村はこの時より英賀神社の氏子となったが、名残惜しく元の地へ春日の分霊を迎え、元宮として奉祭した。天正8年(1580)豊臣秀吉中国攻めの時、英賀城が落城し英賀神社・春日神社ともに戦火によって消失したが、当時は神域広大にして杉の木立に囲まれ、朱色に塗られた社殿は壮厳を極めたといわれています。
「野杉なる 春日のやしろ ぬかづきて とるで正しき 神のしるしは」(長谷掃部重長)という古歌が、神徳が高かったことを物語っている。
現在は山崎村の氏神神社で、祭礼日は8月6日となっている。また、英賀神社の祭礼日の10月17日には、山崎村をはじめ多数の屋台が宮入神事を行われます。