大歳神社[おおとしじんじゃ]
●姫路市広畑区蒲田1124-2
御祭神 大年神
御神徳 五穀豊穣・農業漁業隆昌・
家内安全・除災招福・夫婦和合・縁結び
祭礼日 5月8日(例祭)
大歳神社は大歳大神を祭神とする蒲田神社の摂社です。
現在は山所南山に鎮座されているが、もとは下蒲田に所在したと伝えられており、場所は定かではありません。
『播磨国風土記』に「蒲田所祭神一座大歳神、是五穀守衛釜所安穏豊饒之神也」とあることからも、古い時代の信仰がうかがえます。
大歳神社は誉田社(蒲田神社)が上蒲田へ移った後、その跡地に遷座されたのであろう。現在も境内は東西、南北それぞれ三十間の広大なもので、松、杉などの樹木が鬱蒼と茂る浄域を形成しています。
社殿は天保3年(1832)に奉行へ再建を願い出た記録が残っているが、それ以来、幾度かの改修が行われて今日に至っている。
また、狛犬は天保6年(1835)に奉献されたもので、市内の各社の狛犬の中でも古い部類に属します。
大歳神社を蒲田神社の元宮として、東西両蒲田の氏子が5月8日を祭礼の日と定めた伝統を守り、現在も祭礼を執行しています。